【続】天国に近い場所





私に抱き着き、うわんうわん泣き出す健ちゃん。





「健‥ちゃん」


健ちゃんを抱きしめ、私も一緒に泣いた‥


そんな私たちを慰めるように、

龍美が私と健ちゃん二人を包み抱きしめてくれた…





私の胸で泣き続ける健ちゃん‥


こんなふうに泣く健ちゃんを見るのは初めてだった。




小さい体で‥

多分いろんなことを考えていたんだと思うと……


たまらなく、泣けた。







ごめんね、健ちゃん‥

もうこんな想いはさせない。



だって・・・






私は健ちゃんの“ママ”だから。