私は、何となく‥

龍美がこれから私になにか話したいことがあることを察し、


龍美を見つめ、まっすぐに耳を傾けた。






バックミュージックのように‥

波の音が私たちを包んでくれて、ちょっと安心した。


そう‥

あの世界では、いつも…どこにいても、波の音が聞こえたから。

あの頃に戻った気がした‥





だから‥

龍美の話、ちゃんと聞ける。


自然と怖くはなかった…






私のネガティブ思考スイッチは、ちょっと‥

ちょっとだけ



〈OFF〉になっていた…