「今日。何処かに行く?」

「相馬君となら、
何処でもいいよ。」

可愛い顔して言ってくる、
翼に思わずキスをしたら、
真っ赤な顔をした。

すると電話が鳴った。

「もしもし?」

「相馬君か?」

相手は父さんであった。

「何だ?」

「今から支度しろ!!」

直ぐに電話が切れて、
俺は受話器を見つめたまま。

「相馬君?」

「親父から。
今から支度しろっと。」

「何でしょうね?」

「直ぐに来るから、
翼もさっさと着替えてね。」

俺は翼の部屋を出て、
着替え終わると、
親父が入ってきた。

もちろん勝手に。