「どこか行きたい?」

俺は翼に聞いても、
首を横に振る。

「じゃあ何がいい?」

「今日だけでいいから、
一緒に寝て欲しい。

ずっと寂しかった。
相馬君が女性と一緒に
働く姿を想像して、
嫉妬していた。

告白されて、
女性の匂いが嫌だった。」

「分かった。
翼の匂いを分けてくれる?」

「うん。」

俺達は一緒のベッドに入って、
翼を抱きしめた。

「相馬君?」

「寝れない?」

「うんん。嬉しい。」

「ゆっくり寝ような。」

俺は翼に甘いキスを
繰り返して、
深い眠りについた。