学校に行く時、
翼の手を握って
歩いていた。

「相馬君と結婚したら、
私達もあんな事に、
なるのかな?」

「分からない。
だって、毎晩寝るとき、
翼にキスをするだろう?」

「うん。」

「愛し合っている
夫婦だからいいけど、
俺達はなるかならないかは、
翼次第かな?」

「相馬君のイジワル!!」

翼は怒って、
頬を膨らませていた。

俺は頬にキスをすると、
翼は俺を見つめてきた。

「唇が良かった。」

「俺はいいけど、
翼は恥ずかしくないのか?」

翼はキョトンとした顔で、
俺を見つめてきて、
回りを見ると、
真っ赤な顔をしていた。

「いつの間に?」

だって学校の校門まで
来ていたんだ。

ここでキスでもしてみろ。
親の事は言えなくなるし、
もっと翼が恥をかく
可能性もあった。