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月日が流れるのってあっという間でいつのまにかクリスマスイブ。


隣でユマカップルはラブラブで盛り上がってる。
なんだか寂しくて窓の外を見ていると空が暗くなっていた。


冬になるとすぐ夜になる。
夜は暗くて寒くて怖いから嫌い。


あれから小川と廊下ですれ違っても目もあわせてくれないし、
もちろん一緒にも帰ってない。

話してもいなければ声も聞いてない。


それでもいまだに小川の横に女の子がいると心が痛むよ。


ちくちくちく。


それでもいまだに小川の手のぬくもりが恋しくて。


カイロくんはすぐに冷たくなっちゃうの。
あったかいけど、あたしの話に相槌すらうってくれないから。


寂しいよ…。


なんどつぶやいた事だろう。

自分から告げた別れ。


でもまだあたしは小川の事、好きです。


「三倉いる―!?」


急に隣のクラスの男子があたしを呼び出した。


『はい、あたしですっ』