もうわけ分からん!

すでにギブアップ!

「し、支配って、何を?」

『魔力まで来たら分からんか?』

セスラが首をかしげて言う。

・・・こいつ・・・しゃべらなかったら普通に可愛いのに!

「ぇえと・・・。まさか魔獣とかいわな・・・」

『ピンポーン』

・・・え?

僕のなかでいろんなものが崩れた音がした。

「魔獣!?え?魔獣!?なんで?ってかこの世に魔獣なんているの!?」

そんな質問をセスラに思いっきりぶつけた。

しかし。

『はぁ?魔獣がいるかじゃと?アホかお主。現にここにこうしているではないか。ここまでアホじゃったとは・・・』
とあっけなく、しかも自身がそれだと言って返された。

「魔獣・・・あはは・・・。僕、ついてないや」

本当についてない。

魔獣の主人になること自体についてないけど、しゃべる猫がいるなら、そういう設定もあるのかな・・・?
そう思った。