「別に、泣いてないし」



「嘘つき杏奈。俺と2人きりじゃなかったから悲しかったとか?それとも……」



うぎゃ!



鷲づかみーーーーーー!!


胸――――――――!!





「ノーブラってことは2人の秘密が良かったん?」




はぁ。


大雅。



悔しいけど、憎まれへん。




「どうせ、ゲームなんやろ?」



私は、私の胸を鷲づかみにしたままニヤけてる大雅に真面目な顔して聞いた。



「何が?」



「私のこと」



「お前がゲーム?」



「保健室の先生とか、部長とか落としたみたいに…… 私も落としたいだけなんやろ?」



「は? お前、保健室の先生とか部長みたいに色気ないやん。 お前なんか、ゲームにする価値なし!!!はっはっは」