「何やってんの!!!!最低!!」
振り払おうとしたのに、大雅は私の胸に今度は耳を当てた。
「ふふん。体は正直やな。お前の心臓、やばいくらいドキドキしてんで。杏奈、俺のことめちゃめちゃ好きやんけ」
甘い声でそう言った大雅は……
私の胸を鷲づかみにして、私の耳元に顔を近づけた。
「細いわりに、乳でかいな。合格や」
ヒーーーーーーー!
胸もまれた。
一瞬のうちに、ファーストキスも奪われて、胸まで触られた。
大事な私の体やのに。
あ、でも……
好きな相手が初めてで、良かったんか?
良かったん?
良くない!!!!
からかわれてるやん、私。
絶対アイツに遊ばれてる。

