「はよ、嫌いになれや!!ぼけ。おもんないわ、お前」
「あんたほんまに意味わからんわ。私、あんたのこと嫌いやもん!!」
「嘘や。俺はわかんねん。俺のこと好きって顔に書いてるもん」
「嫌いやもん。好きなわけないやん」
大雅の顔と私の顔の距離、30センチ。
もうあかん。
倒れるで、私。
「じゃあ、試してみよか?お前の心臓の音で」
いきなり私の胸に手を当てた。
きゃーーと叫ぼうと思ったその瞬間に、キスを!!!!!
キキキキキス!!!!!
てかファーストキスなんやけど!!!!!!
好きな人とやから別にええねんけど……
でも、こんな一方的に。
ひどいわ!!

