「大雅君!!このタオル使ってください」
ズキン。
胸が痛むのはなんでや?
廊下に響いた女子の声。
あの男の名前を呼ぶ声。
もう授業始まるっちゅうのに、アイツは廊下にしゃがみこんで女子からタオル受け取ってニヤけとった。
うわ。
何なん、あの笑顔。
さっき、私に見せたいじわるな顔とは全然ちゃうし。
アイツ、まじでムカツク!!
ムカツク!!
けど…… やばい。
めちゃめちゃドキドキするし。
1回見てしまうと、目が離されへん。
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