念願だった時間。 胸を締め付けるような熱いキス――。 彼も私を愛してくれてるのだと、 感じることが出来た。 私も 愛しています。 そんな、幸せな時間だったのに、 つま先が、 ヒレに変っていくのを感じ その場を去るを得なかった。 沢山の後悔を残した。 はじめから、 人魚だと言えばよかった。 そうすれば、 苦しまずに済んだのに…。