何故皆、
私から距離を置く
時が私から距離を置く
話し方があるのか・・・・
何故皆、
哀しそうな・・・
悲願したような目で私を
見るのか・・・・
あの時の私には
知るよしもなくて・・・・。
否、
知らないほうが良いことだったと
気付くのは何時の日だろうか・・・。

第四夜 市立恐狐第一中学校

 あの後私は言われた通りに、
道を進んでいった。

数分ほど道を進んでいくと、
同じ学校の生徒なのだろうか、
制服を来た女の子がいた。

「な~んだ普通に
 皆登校してるじゃない。
 さっき誰にも会わなかったのは
 通学路じゃないからなの?」

と心の中で思っていると
その女の子が此方に
向かって走ってきた。
「私、田中 真理って言うの。
 転入生さんでしょ?
 よろしくね!
 あなたと同じ学年だから」

何処まで情報が、
回っているんだろう。
こういうことは初日まで、
内緒にしとくはずなんじゃ・・・
いや、田舎だし
見知らぬ顔だから、
わかってしまうものなのかな?

そう思いながらも、
「うん。私、鏡夜利亞
 こちらこそよろしく。
 さっきまで人、
 いなかったから、
 安心したよ~」と言うと

「まぁ、此処田舎だしね、
 隣の家まで1,2キロ
 離れてる事何てざらだから」
と笑みを浮かべて話してくれた。