風のようなキミ


それからというもの、

6クラスもある中から奇跡的に同じクラスだった私達は、
自然に仲がよくなって
いつも一緒にいるようになっていた。


杏は彼氏の翔くんと違うクラスで「最悪〜」と嘆いていたが、私はにやけずにはいられなかった。


だけど、やっぱりいいことばかりなはずがなかったのだ。