『アタシ…嘘ばっかり吐いてきたし 信じてもらえないのも仕方ないかもしれないけど 隆志にだけは 嘘ついたことないよ…?』 ……真っ直ぐに俺の目を見るユキは 嘘を吐いて居るようには、とても見えなかった。 「じゃあ、なんであの男と暮らしてんだよ。」 何を信じればいいのか……。 自然と言葉には ため息が混じった。 『だから…ここはアタシの部屋だし浩介はたまたま来てただけなの。 そんな関係じゃない。』 と、悔しそうに、悲しそうに座り込んで泣き続けるユキ… あぁ…だめだ…