女とはこういう生き物だと



わかっていました



だから、出かける前の長い化粧時間も



なにもいわず



ひたすら耐えて



すごしていました



時間がかかることはお見通し



きみは優雅に、準備をしたまえ



そんな余裕のぼくに



きみは言ったね



「たまには急かしてくれないと



化粧が終わらないんだけど」



いったい全体、どうすりゃいいのさ



ええ、



理不尽に、またもや思い知らされましたよ



「女とはこういう生き物だ」と