まだ時が来ていないからか



居場所が見つからないのか



その人はとても無口で



いつも同じ顔をしていた





その人が



ある日



ティンカー・ベルをのせてあらわれた





髪をあげて



「耳」が見えていた





すると



いつも変わらない表情をしていた彼女の



心の動きが



わかるようになった






そのいたずらっぽい妖精さんを見ていると



僕は



とてもハッピーな気分になれた





この気持ちのお礼に



いつか



その妖精さんに



声をかけてみたいと思う