ただの友達だと思っていた





いつものように



いつもの日常の真ん中で



二人きりになったとき



ふいに寄りそった空気が



熱をおびて



湿り気を増していく





その瞬間



ぼくの中の男が



一気にあふれ出す





見つけてくれて



ありがとう



うれしいよ