健『その時、俺は、おまえの中に、大切な存在が居るんやなって』

拓『…』

健『せやけど、それにまだ、気付いてないんやないかな~って、思ってん…。
おまえ、その事に今まで、全然触れへんし、その間にも彼女作っとったし…。
俺は、おまえが、自分の本当の気持ちに、気付いてくれんの待ったんや』

拓『たけちゃん…』

慶『健人…』

健『ま~…気付いたんやったら、頑張り~や~。
俺らに出来る事やったら、力になんで!』

慶『そやで!なんでも言うてや!』

拓『…おん。せやけどやっぱりこれは、恋やんなっ?』

健『…まだ、言うてんのか~』

拓『それもloveの方やんな…』

慶『おん!LOVEやで!!』

拓『そやね。せやけど…』

健『どないしてん?』

慶『?』

拓『俺これからどないしたら、ええんか、分からん』

健『あ~。ずーっと、仲間として、接してきてんからな~…』

慶『そやね~…』

拓『絵里やって好きな人居るかもしれんやん』

健『彼氏は、居れん言うとったけどな~』

慶『なんとなしに健人が真莉に、聞いてみたら、ええんやない?』

健『拓斗…真莉に話して、ええか?』

慶『めっちゃ、大きな力になるやん!!』

拓『おん、たけちゃん、頼むわ!』

それから、俺らは、ホンマ、色んな話をしてん!
仕事の話、プライベートの話、久々に色んな話してん!
時間も結構、良い時間になって、その日は、解散する事にした。
実家に帰ったんが、深夜1時を回ってもうたから、真莉ところには、行かんことにして家に帰って、自分の部屋に入った。
すると、廊下の薄明かりに照らされた中に見慣れた、愛しい姿がソファの所で、まるまっとった。
俺は、電気を点けずにそっと、真莉に近寄った。
すると真莉は、可愛い寝顔で、スヤスヤ寝とった。
俺は、そっと、頬に触れると、真莉は、体をビクッとさせて、起きてもうた。
起きて、俺を認識すると、突然、莉は、俺の首に腕を回し抱きついてきた。