すごく綺麗だけど……難しそう。


ピースの量も多いし。





あさみ、椿、ありがと。



「難しそう……」




横から箱の絵を覗き込んで、感想を述べた高橋にビックリする。




「……頑張れば出来るでしょ」


ドキッとしながらも包装紙を綺麗に畳んで、パズルの箱と一緒に元の紙袋へとしまった。





「さ、着きましたよ。降りて下さい」





「え?」





窓の外を見ると、いつの間にかどこかの駐車場だった。



パズルに夢中で、着いた事に気付かなかったんだ……。



あたしはバックだけ持つと、車を降りた。