「はい...?」
あたしはいきなり
菊池真朝に話しかけられた。
しかも相当怒ってる。
菊池真朝は学年で割と
嫌われているグループの1人で
気に入らない奴の悪口は
とことん言う奴。
ちなみにそのグループの中には
河田瑞穂までいた。
以前、あたしをいじめた人...
とても嫌な予感がした。
「あんたさぁ...
瀬戸内晴輝と付き合ってんの?」
「そうだけど・・・」
「翔太にも色目使ってんじゃねーよ!」
あたしの小さい声は
あっという間に真朝の声に
遮られてしまった。
「あたしは色目なんか
使ってないよ!
演技でたまたま一緒になっただけ!」
「一緒になっただけ..?
それなのに飛鳥って呼ばれ
翔太って呼び...?
相当仲がいいご様子で」
真朝はいじわるそうな顔で
そういった。
もうあたしはどうしたらいいか
分からなくなった。
「あらら。黙っちゃった?」
「翔太か晴輝どっちかにしろよ。
1年前、あたしから晴輝を
奪ったくせに今度は
真朝から翔太を取る気?」
取るって...
「晴輝も翔太も
物じゃないでしょ!?」
「うっせーよ!」
あたしは壁につき飛ばされた。
「これからをお楽しみに♪」
中学校最後の文化祭。
思い出に残るはずだったのに
絶対に思い出したくもない
1日になった―

