蒼い月


―翔太と話すようになってから


約1週間。


いつの間にかあたしは


三浦くんのことを


翔太と呼ぶようになった。


いや、そんな変な意味じゃなくて!


ただ単に放課後の練習で


話すようになったから。


何か三浦くんていうのも


何だかねーって思って。


でも何だかんだ言って


今日が文化祭の前日。


最後に全体を通しての最終確認。



今日は気合が入りすぎて


思った以上に涙が出てしまった・・・!



「はい、カットー!
みんなお疲れっ!
これで全部が終了しました。
明日は本番!
みんなで頑張ろうね!」



あー、終わった!


今まで大変だったなぁ・・・


明日の文化祭、絶対成功


させなきゃね♪



「飛鳥!
今までお疲れ!
明日頑張ろうな!」

「うん!
翔太泣くの下手くそだから
ちゃんと泣いてよね♪」

「おう!
任しとけ!」



何だかんだ言っても


翔太は話しやすくて居心地がいい。



「じゃーね!
晴輝が待ってるから♪」

「おう!」



あたしは校門まで走る。


疲れるけどもうこれが日課となった


あたしにとってはそんなに疲れない。



「晴輝~!」



ちょっと離れたところで


大声で叫んでみる。



「お~!」



晴輝も負けじと返してくれた。


家に着くまで明日の文化祭の


話をしていた。


晴輝のクラスはお化け屋敷を


するんだとか。



「じゃあね!
送ってくれてありがと♪」

「おう!
じゃー、また明日な」



―まさかこの様子を


見ていた人がいるなんて。


そしてそのことが原因で...!


再びあたしの後ろに影が


つき始めた。