……本当は最初に出会った時からなんとなく気付いていた。


最悪の出会いだったのに、何故か俺は亜紀の事が気になっていた。


気が付くと、あいつのことを家に誘っていた。


話しかけていた。


目で追っていた。


腕を掴んでいた。



俺はいつの間にか……


亜紀の事を



……好きになっていたんだ。