その後予鈴が鳴り仕方なく俺は隣の教室へ戻った。


あの男、亜紀とどういう関係なんだ?


俺は隣の席の女の子に笑顔で話しかけた。


「ねぇ、隣のクラスの背の高い目立つ男何て言うか知ってる?」


「背の高い目立つ人……?もしかして一生の事?
福原一生だと思うよ?」


「福原一生か………。
教えてくれてありがとう」

「どういたしまして!一生の事なら何でも聞いて?」

「ありがとう」


金髪でキツイ化粧を施している女はそう言うと、何故か得意げに鼻を鳴らした。