……それにしても暇すぎる。
男の子の部屋に来てもやることが全くない。
女の子だったら恋バナしたり雑誌見てファッション研究したりできるのになぁ。
って、こんなことだから彼氏できないんだ……。
部屋に入って早30分。
あたしは暇を持て余し、あくびを噛み殺した。
「おい」
すると突然一生があたしに声をかけてきた。
「何?」
一生は何も答えずベッドの横にある小さな冷蔵庫から何かを取り出し、あたしにポイッと投げた。
「……ありがと。」
それは冷えたオレンジジュースの入ったペットボトルだった。
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