「……ムカつく!!あたしもしてやる……!!」 一生に向かってデコピンをしようとした時――― 「……――キャッ!」 一生がデコピンをうまく交わしあたしは一生を押し倒してしまった。 腕でなんとか体を支えられたことが、不幸中の幸い。 でもあたしの手と手の間には一生の顔。 長い睫毛。 二重で切れ長の鋭い瞳。 高い鼻。 薄い唇。 フワフワの金色の髪の毛。 ……本当綺麗な顔してる。 思わずあたしは一生の顔をジッと見つめた。