「バイバイ!元気でねぇ!!」


「じゃあな!」


二人に別れを告げ、俺は福原から渡された餞別の缶ジュースに口を付けた。


喉の乾いていた俺はゴクゴクとジュースを一気飲みした。


そして近くのゴミ箱に空き缶を捨てようとした瞬間……


「……あいつバカだろ?」

俺はその缶ジュースを見つめ、クスッと笑った。