そんな顔されたら、俺の理性が吹っ飛ぶ。


軽い付き合いをしていると思われたくなくて、ずっと我慢していたのに。


「バーカ。これからは嫌っていうほど一緒にいてやるよ」


俺はそう言うと亜紀のおでこにキスをした。


「……っ!」


赤い顔をますます赤くして照れる亜紀に思わず表情が緩む。


「じゃあな」


俺が歩き出そうとした瞬間、亜紀が背伸びしながら俺にキスをした。