「もう二度と離れんじゃねぇぞ?つーか死んでも離さねぇから」


今の俺は柄にもなくきっと赤面しているだろう。


こんなにも人を愛することが幸せだとは知らなかった。


こんなにも人から愛される事が幸せだとも気付かなかった。


今までこんな気持ちになることはなかったし、これからもないと思っていた。


でも亜紀が現れたあの日から俺の心は亜紀に奪われていた。