first love【完結】

何で…… 


何で一生がいるの……? 

驚くあたしにお構いなく、無言で床に散らばったプリントを集めていく一生。 

「手伝わなくていいよ。一人で出来るから」


“ありがとう”


そう素直に言えず、つい可愛くない事を言ってしまう。


「バーカ。二人で拾ったほうが早いだろ?」


一生はボーッとその場に座り込むあたしに目もくれず、全てのプリントを拾い集めた。


「ほら、生物室行くぞ?それに急がねぇと、男との約束間に合わねぇぞ?」


「聞いてたの……?」


あたしの腕を掴んだ一生の手を思わず振り払う。