「無理。もう亜紀にも俺にも関わらないでくれ」


「はいはい!わかりましたよ!陸くんがいなくても別にいいし」


頬を膨らませ、さっきまでとは別人のように俺を睨み付け捨て台詞を吐く亜梨紗。


こいつに惚れられてる福原は災難だな……。


少し同情しながら、俺は亜紀の泣き顔を思い出し溜息をついた……―――。