暫く三人で話していると、 

「陸、ちょっといい……?」


母さんが隣の部屋に俺を誘った。 


「あぁ。亜紀チョット待ってて?」


「あ、うん」


小さく頷いた亜紀に微笑む。


亜紀が暇にならないようテレビのリモコンをソファに置くと俺は隣の部屋に向かった。