「……遊び人?どういうこと?」


女の言葉が引っかかる。


「え〜だから、超ヤリチンなんだって!可愛い子なら来るもの拒まずって感じかな?」


「へぇ……で、何が言いたい訳?」


福原の話はよくわかった。

でも、この女は何か違う事を企んでいるように感じた。


「陸くん、話分かる人なんだね!実は……―――」


女の話を聞いた俺は、小さく頷いた。



これが後々、大事件に発展することなどこの時の俺に知る由もなかった。