「寒くなってきちゃったな……」 一生を待ち続けてもう3時間が経った。 時計を確認すると20時半を回ったところだった。 もうすぐ夏とはいえ夜は肌寒い。 陸くんはあの後、“ごめんな”そうポツリと呟きあたしの前から去って行った。