でも愛と同じクラスなんてすごいツイてる。


さっきまでは、最悪な一日だって思ってたけど、
いい事もあるもんだね。



「それよりさ、あんたの隣の男の子超イケメンじゃない??」



愛は横目でイケメンを見ながら、あたしの耳元で頬を赤らめながらコソコソと話す。



「……そう?あたしは興味ないけど」



「はぁ?それならあたしと席変わってよ!」




「うん、いいよ?」



「もう!……そんなんだから亜紀は可愛いのに彼氏できないんだよ?」



愛はヤレヤレといった感じで、深い溜息を吐いた。