そして遂に亜紀の出番がやってきた。


ソワソワと不安そうな表情の亜紀。


あいつ緊張しすぎ。


そんな亜紀の様子をジッと眺めていると、


≪パーン!!≫


耳を突く音と同時に亜紀が走り出した。


そして他の奴らから少し遅れて箱の中から紙を取り出し広げると、亜紀はパッと顔を上げた。