陸くんがあたしを好き? 

突然そんな事言われてもわかんないよ。 



あたしの好きな人は…… 

一生。 


陸くんの好きな人はあたし………? 



一生の好きな人は……… 


…………誰? 



陸くんと一生の顔が交互に頭に浮かんでは消えていく。 



「……どうしたらいいの?」



裏庭のベンチに座りあたしはボンヤリと雲ひとつない真っ青な空を仰いだ。