first love【完結】

「……気持ち悪いから」


俺の呟きを聞き逃さなかったババァは横目で俺を睨むと、


「亜紀ちゃん、どうぞどうぞ!入って?」


扉の前で躊躇している亜紀の腕を強引に引っ張り、家の中へ案内した。


「あ、今日はすぐ帰りますから……」 


「ちょっとだけでも!ねっ?」


「じゃあ、ちょっとだけ……」


観念したのか亜紀は苦笑いを浮かべ、素直に従った。