first love【完結】



「一生!ちょっと来なさい!!」


その声で目を覚ますと、あたりは薄暗くなっていた。

「首いてぇ……寝すぎた」

一階からは母親が何やら大声をだして俺を呼んでいる。

「……んだよ。うるせぇな」


安眠を妨害された俺はイライラしながらも、仕方なくベッドから降り一階へと向かった。



「ギャーギャーうるせぇな。なんなんだよ」


「あんたもやるじゃない!」


何故か嬉しそうに俺の肩をバンバンと痛いくらいの力で叩くと、 


「亜紀ちゃん、来たわよ!」


そう言ってもうすぐ40になる母親は俺に向かってウインクをした。