――――――


翌日。心地よい太陽の光の下、バルコニーにあるテラスに腰掛け深刻な話をするふたり。



「元気だしなよ、ティファ」



テーブルに腕をだらりと伸ばし、ぐったりと倒れ込むティファ。



そんなティファを、困ったような表情を浮かべながらレイが見つめていた。



「だってぇ…」



ティファは昨日のロイの行動をレイに話したのだ。



「やっぱりさぁ、ちゃんと言葉にして言ってくれないって事は…私達って恋人じゃないのね…」



はぁとため息をつくと、ティファはカップに手を伸ばしてごくりとカップの中身を飲んだ。