リリーナの温もりを確かめるように、クライブは抱きしめる腕に力を込めた。 リリーナの目から、再び涙がこぼれ落ちる。 しかしその涙は今までの涙とは違い、優しい優しい涙だった。 「リリーナ…僕が…大切にします」 そう言いながら、クライブはリリーナの唇に自分の唇を重ねた。 ちゃんと気持ちを伝えてよかった… ちゃんと、自分の言葉であなたに伝える事ができて… 本当によかった… 再びリリーナはクライブの胸に顔を埋めながら、クライブの温もりを感じた… あなたが… 「好きです…」 fin