「はぁ〜。疲れたぁ」



そう言いながら広場の噴水の側のベンチに腰掛けるティファ。



「お前なぁ…」



そう言いながら近づいてくるのは両手に大量の紙袋を持ったロイだ。



「お前どんだけ買うんだよッ!!」

「いいでしょッ?女の子なんだから」



そう言って可愛く微笑むティファに、ロイはこれ以上言い返すことができず「ったく…」と言いながらティファの脇に腰を下ろした。



ディアスとレイが結ばれてから一ヶ月ほどたっただろうか。



ロイは、ティファに誘われて街へ買い物に来る事が度々あった。



別に特に忙しい訳ではないし、そんなに嫌でもないので最近はよくふたりで出かけていた。