私はさっきまで依子に取り上げられていた封筒をだして、中身を広げ、下のほうに書いた。






いつもそばにいてくれる気がした。


好きだって囁いてくれてる気がした。



愛なんてバカらしくて、
結局最後は一人じゃん、とか思ってた。




私は少し微笑んで、下のほうに書いた。


「いつだって聞こえてるよ」





今日は雪が降った。
春の足音がそろそろ聞こえてきた。

しっかりと君の足音が聞こえたときには、ランドセルを背負ってない君にもう一度言ってもらおうかな


あの初めて話したバス停で聞いた言葉。




その蒼い目で私を見て。


今度はちゃんと、
君が聞こえるように抱きしめて
耳元で囁くからね。












「おかえり。大好きだよ」




私の愛しい年下ダーリン