ｻﾞﾜｻﾞﾜ

「人多いな」

「当たり前だよー！」

ｷﾞｭｯ

「涙・・・・？」

「会いたかったよー！」

涙は風を引いてて休んでた
だから久しぶりの登場だ

「来夏、女装似合うね！」

何回も言うケド
元々女なんですからねっ！

「ふわふわしてて歩きにくい」

「言葉はお嬢様言葉だよ！」

「分かってるって」

「まぁ来夏だったら天才的に
上手いと思うケドね」

「ありがと」

「変態教師さっさと離れろ」

「煩いなー
でも俺は職員室行かなきゃだから
また後でね」

そう言って去った

「緊張するな」

「そうだな」

「ドキドキしてきましたっ」

「そうか？普通だろ」

「来夏・・・
場慣れしてるのか？
こんな大勢の前で緊張しない方が
おかしいぞ」

確かに場慣れはしてるな

「ﾊﾊｯ」

笑って誤魔化そう・・・

「今から綺羅城学園
劇祭を始めます」

どんどんやっていく劇
俺等のクラスは最後だ
生徒会様様は俺等の前の組

「次は・・・・」

次は生徒会様様の出番だ
先輩方のクラスは亀と兎らしい・・・
何かダサいケドな

兎の役、雨川先輩に合ってる・・・
亀は紅崎先輩ね・・・
組み合わせ上手すぎでしょ
そうして先輩方の組も終わった