コンコンッ


ドレスに着替え、髪の毛をセットしていると、部屋の扉が開いた。




「梢?用意は出来たかしら?」


「あっ、お母さん……まだ。もうちょっと」




部屋に入ってきたのはお母さんだった。




「あらまあ……梢ったら、こんなにキレーになっちゃって」


お母さんはドレス姿の私を見てそう言った。