「しかも、相手は女子高生って聞いてびっくりしたよ」


そりゃあそうだろうな。



私だって、奏多と結婚するって言われてびっくりしたもん。


なんでいきなり結婚なの?って思った。




「だけど、親父さんの病気について聞いた時……俺は梢と結婚することを決めた」


奏多はそう言って、優しく微笑んだ。