【完】私の旦那様はエリート社長?!

「……俺と、結婚してください」


奏多はそう言うと、ポケットから小さな箱を取り出した。




そしてそれを開けると、私に見せた。




「……えっ?」


「俺と、結婚してください」


「……はい」


「左手、出して?」


「……うん」




私は左手を出した。


奏多は左手の薬指に、指輪をつけてくれた。