「か、奏多のバカ!!」

「はあ?」


「ずるいよ!!バカバカ!!」




私は奏多を叩いた。




「……なに言ってんの?」


「奏多はずるい!!いっつも、私ばっかりドキドキさせて!!」


「……それは違うよ」


「へっ?んっ……」




奏多は私の唇を塞いだ。

だけど数秒で離れた。