あっ……そうだった。


私、もう一般人じゃないんだった。




「そうでした」


「行こうか。俺も……梢を親父にきちんと紹介したいから」




奏多はそう言って優しく微笑んだ。




ドキッ


い、今の笑顔反則だよー!!




ドキッってしちゃったじゃん!!


今の言葉も反則!!




いっつも、ドキドキさせられるんだもん。