「なんで?」


「式場決めたり、ドレス選ぶためだろ?」


「あっ」




そうだった。



「もしかして、忘れてた?」




ギクッ!!


なんでバレたの!?




「図星かー。分かりやすいな梢は」


奏多はそう言うと、私の頬を指で突っ突いた。




「う、うるさい」